楽天ロジ導入の流れを徹底解説【楽天の最強配送ラベル取得に向けて】

こんにちは、ネットショップ運営代行・制作代行のソノサキニン本木です。

いよいよ2024年7月から楽天市場の「最強配送」ラベルが開始されます。楽天の最強配送ラベル取得に向けて最も重要な条件が「365日配送」です。この条件を満たすためには、楽天の物流サービス「楽天スーパーロジスティクス」(通称:RSL)に商品を預けて、そこから出荷することが最大の近道となります。

今回の記事では、楽天スーパーロジスティクス(RSL)を利用しようと考えている出店者向けに、申し込み~契約~運用開始までの流れを具体的に解説します。
流れは楽天ロジのHP等でも書いていますが、実際に流れを一通り経験してみた筆者が注意すべきポイントなどを含め解説します。

※免責:細かい最新の情報は直接ご自身でご確認ください

これまでに書いた関連記事も併せてご覧ください。

動画でも解説しています

楽天ロジ(RSL)利用までのおおまかな流れ

それでは楽天スーパーロジスティクス(RSL)を利用するまでのおおまかな流れをご紹介します。

楽天ロジ導入の流れを徹底解説【楽天の最強配送ラベル取得に向けて】

(1)仮申し込み、見積、ヒアリング

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(2)正式申し込み

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(3)入出荷ルールの読み合わせ・入出庫計画等の作成

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(4)受注システムの設定

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(5)導入テスト

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(6)本格運用

この一連の流れで、おおよそ2~3週間の期間が必要になります。申込してからすぐにはできませんので、ご注意ください。
それでは、各ステップについて解説します。

(1)仮申し込み、見積、ヒアリング

まずは仮申し込みと見積依頼をかけます。

▼仮申し込みはこちらの楽天ロジのHPから楽天RMS内の申し込み画面へ進めます。
https://logistics.rakuten.co.jp/rsl/flow/

楽天ロジ導入の流れを徹底解説【楽天の最強配送ラベル取得に向けて】

仮申し込み画面では、

・商品の梱包サイズや重量
・サイズ別の出荷ペースやその割合
・商品の荷姿がわかる写真
・販売サイトや複数サイトがある場合は、その割合

主にこれらの情報が必要になります。

仮申し込み後にRロジ導入担当から電話・メールがきますので、仮申し込み時の情報で不足がある点などをヒアリングがあります。見積を出すための情報となります。

(2)申し込み・契約

楽天ロジ導入の流れを徹底解説【楽天の最強配送ラベル取得に向けて】

必要な情報を全て出したら、正式にRSL利用の見積が出されます。問題なければ、このまま正式申込となります。
基本的には、スタートの料金は一般公開されている料金設定と変わりないかと思います。(細かいところは違うかもしれません)
また合わせてRSLの入庫先拠点倉庫が決まります。現時点で、福岡・大阪・神奈川・千葉に複数拠点がありますが、ネットショップ事業者の所在地に関係なく決まります。この点はネックかもしれません。

※例えば、大阪に事業者所在地があるのに、関東エリアのRSL拠点になってしまう→これだと配達エリアによっては、自社から出荷するよりも配送リードタイムが伸びてしまう可能性出てきます。

※事業者からRSL拠点へ入庫するための配送料は事業者負担のため、距離が遠いと送料(入庫費用)も上がってしまいます。

また、もう一つのネックとして、RSL拠点への商品持ち込みは不可です。アマゾンのFBAの場合、事業者が商品を直接持ち込みできますが、RSLは持ち込み不可です。せっかくRSL拠点に行ける距離であっても持ち込みができないため、この点も多少ネックになる場合もあります。

(3)入出荷ルールの読み合わせ・入出庫計画等の作成

楽天ロジ導入の流れを徹底解説【楽天の最強配送ラベル取得に向けて】

正式申し込み後は、RSL利用にあたり、具体的な入出荷ルールの読み合わせや入出庫計画等の提出になります。
入出荷ルールでは、例えば●時までの出荷依頼で、いつ出荷されるのか?RSLへの入庫に際しての荷姿ルールや手続きなど細かいルールの確認となります。
実際に運用するときのルールとなりますし、もし入庫・出荷で不備があると、ケースによっては、手数料が取られます。ここでわからない点があればしっかり確認しましょう。
入出庫計画は毎月、RSLに提出する必要があります。RSL側も物流量を予測して、それに伴う倉庫の人員体制を整えるためです。小規模な事業者であれば、ざっくりの計画で大丈夫でしょう。

(4)受注システムの設定

楽天ロジ導入の流れを徹底解説【楽天の最強配送ラベル取得に向けて】

ここでは、運用テストに向けて受注システムの設定を行います。RSLへの商品の入庫手続きや出荷依頼は全て、受注管理システム経由で行います(エクセル等でのやり取りはしません)ので、入庫手続きや出荷依頼のやり方をPC画面を見ながらサポート担当と一緒に練習します。

この時点では、受注管理システム側の商品データの登録(商品コード/商品名/JANコード等)は、テストデータだけでもよいですが、実際に本格稼働する際は、全ての商品データをRSL側の指示通りに登録しておく必要があります。(JANコード等の重複などデータ不備や未入力がないようにしましょう。)

(5)導入テスト

楽天ロジ導入の流れを徹底解説【楽天の最強配送ラベル取得に向けて】

ここでは、実際の商品を事業者からRSL拠点に入庫して、それを出荷する(配達先は事業者)運用テストを行います。入庫手続きでは、商品を梱包箱に入れて、JANコードを貼ります。(テストなので、商品は入れずに空箱でもオッケーです。)そして、JANコードを貼った箱をさらに、納入用の箱に入れます。
納入用の箱には、入荷する商品の明細を書いた用紙を入れておきます。

楽天ロジ導入の流れを徹底解説【楽天の最強配送ラベル取得に向けて】

また、受注管理システム側で入庫手続きの申請を行います。どの商品を何個・いつ入庫するのかなどの情報をRSL入庫の前日午前中までにシステム登録しておく必要があります。(細かいタイミングや仕様は最新の情報をご自身でご確認ください)

RSL側に商品入庫が完了されると、システム側も反映され、在庫計上がされます。そこから、受注管理システム上でダミーの注文データを発行して、RSLに出荷依頼をかけます。その後商品が発送され、送り状番号の発行の確認、無事商品が事業者に配達されれば(戻ってくれば)、テスト完了となります。

(6)本格運用

ここからは実際の運用となります。RSL拠点に商品を改めて入庫して、受注が入れば、出荷依頼をかけていきます。

まとめ

楽天スーパーロジスティクス(RSL)の利用までに向けて、まず商品の梱包サイズや重量・現在の出荷数のペースなどを把握しておけば、スムーズに申し込みが進むかと思います。また、導入テストに向けて、受注管理ソフトでの商品データの登録の仕方などもしっかり把握しておきましょう。

この段階の注意点としては、

・入庫先のRSL拠点はネットショップ事業者の所在地に関係なく決まる。
→配達エリアによっては、自社出荷するよりもは配送リードタイムが伸びてしまう可能性があります。

・入出荷ルールをしっかり理解する。
→入庫・出荷で不備があると、手数料が取られる場合があります。スムーズな出荷体制を実現するためにも、入出荷ルールの把握は重要です。

・受注管理ソフトの操作に慣れる(もしくはマニュアルを作る)
→商品を受注管理ソフトに登録する際のデータも、ソフトによっては、RSL利用のために別途登録する箇所が出てきます。(要は手間が増える)
そのため、ある程度、受注管理ソフトに慣れておかないと、時間を取られてしまいます。できれば、画面キャプチャーなどを撮っておいて、自分なりのマニュアルを作っておくことを強くお勧めします。

これらの注意点を踏まえてぜひ本記事を参考に進めていただければと思います。

当社は事業者様の「お客様から支持され、集客力のある持続的なネットショップ運営」を実現するために、単なる制作代行ではなく、ネットショップ全体の数字を見ながら、お店の改善点などもご提案・自走できるECマーケティング会社になります。

今回の記事でご紹介した楽天スーパーロジスティクスの導入支援なども対応させて頂きますので、楽天の最強配送を使って売上を上げていきたい方は、あわせて当初のネットショップ運営代行サービスもご検討ください。ネットショップの売上アップの伴走パートナーとしてきっとお役にたてるかと思います。ご興味ございましたら、お気軽にお問い合わせください。最後までお読みいただきありがとうございました。

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