eギフトがアツい!商材関係なく全ネットショップ事業者がメリットある(かも)

こんにちは!ネットショップ運営代行のソノサキニン本木です。早速ですが、皆さま、「eギフト」という言葉はご存じでしょうか。
もしかしたら、LINEギフトって言葉は知っているかもしれません。LINEギフトもいわゆる「eギフト」の一つになります。

昨今、この「eギフト」の市場が急激に伸びています。2024年の母の日では、なんと、LINEギフトの母の日当日の流通額が前年比160%、そして1日の流通額と利用者数も過去最多を記録したというニュースが出ました。国内ECの各モールが成長が鈍化する中で、この成長は目を見張るものがあります。

今回はこのeギフトについて、市場規模やネットショップ事業者が扱うメリット、また、eギフトを始める方法などをご紹介します。ギフト商材を扱っていない店舗様も必見の情報がありますので、ぜひ最後までご覧頂ければ幸いです。

動画でも解説しています

eギフトとは?

eギフトとは、LINEやSNS、メール等を使ってオンライン上で簡単に送れるギフトのことです。一般的にギフトを送ろうとする場合、店舗に行くか、ネットショップで商品を購入して、その後、手渡しするか、直接宅配便にて届けるのが大方の流れだと思います。

しかしながら、eギフトであれば、メールやLINEなどのメッセージツールなどを使い、オンライン上で簡単に送ることができます。遠くにいる人でも住所を知らない人でも、さらには本名を知らない人であっても、簡単にギフトを送ることができるツールです。ちなみに、同じ意味で「ソーシャルギフト」とも言われたりします。

簡単にオンラインで送ることができるカジュアルさから特に、若い方を中心に利用が拡大しています。

ユーザーがeギフトを利用する流れ

eギフトの利用イメージをユーザー目線でご紹介します。
まずユーザーは、eギフトの販売サイトで通常のオンラインショッピングと同じようにeギフト対応の商品を購入します。その後、販売サイト側からギフトURLが発行・送付されます。このURLをメールやSNSのDM、LINEのメッセージなどで、相手に送ります。このURLを受け取った側は、このURLをクリックすると、スマートフォン上にeギフトが表示されます。その後、受け取り主が店頭に持って行くか、ECサイトにて利用することで商品と交換することができます。
なお、ECサイトで受け取る場合は、受け取り主がECサイトにアクセスして、自分の住所を入力して、eギフトを使って決済して商品を送り届けてもらう仕組みになります。これにより、たとえ住所を知らなくてもギフトを送ることができるのです。

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eギフトの市場規模は?

このような手軽さにより、eギフトの市場規模は年々増加しています。その証拠に、株式会社矢野経済研究所が2021年7月に発表した「eギフト市場に関する調査」によると、2020年度は2,075億円だったeギフト市場は、2025年には4,057億円と5年で市場規模がなんと、2倍になると予想されています。

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4,057億円という数字だけですと、イメージ湧きませんが、たとえば、メルカリの流通総額が2024年現在9800億円ぐらいなので、おおよそ、メルカリの半分ぐらいの市場規模になりそうです。ちなみに、メルカリの流通総額が5000億円突破したころが2019年でした。この頃には、既にかなり多くの方がメルカリをやっていたイメージなので、おそらく、ここ2・3年でeギフトはかなり浸透していくと思われます。

つまり、ネットショップ事業者はこの流れに乗るべきです!国内ECの各モールが成長が鈍化する中でちょっとだけ売り方を変える(追加する)だけで、新しい市場に参入することができます。ギフト利用での購入がある商材・ショップさんはもちろんのこと、ギフト商材を扱っていないショップさんもぜひ参入をお勧めします。その理由を以下に述べます。

ネットショップ事業者がeギフトを導入するメリットとは?

それでは市場規模の魅力に加えて、ネットショップ事業者がeギフトを導入する本質的なメリットを解説します。

SNSが連絡手段になっている現代に最適

遠くにいる人でも住所を知らない人でも、さらには本名を知らない人であっても、LINEやSNSのメッセージなどの手段さえあれば送ることができる仕組みのため、購入のハードルがとても低いです。また特に若い人は、もはやLINEではなく、インスタグラムのDMが連絡ツールになっています。そんな世代にとってeギフトはうってつけのプレゼントを贈る手段になっています。

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使う側の情報・嗜好の情報が必要な商品も贈りやすい

例えば、友達や親戚のお子さんに服をプレゼントするとなった場合も、サイズなどの使う側の情報がわからないと贈ることができない商品もあります。しかし、eギフトであれば、使う側の情報・嗜好の情報がわからなくても、受け取り側がサイズなどを選べる商品にしておけば、今まで贈るのが億劫であった商材もギフト対象となりえます。サイズだけではなく柄や、食品でいえば種類なども、選ぶことができるようにしておけば、今まで一定数起きていたであろう「好みでないプレゼントをもらってしまった」というようなちょっと悲しいことも減るのではないでしょうか。

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ネットショップ事業者の販促ツールとして

例えば、レビューを書いてくれたお礼の品として、プレゼントを送っていた場合、プレゼントの在庫が必要ですが、eギフトであれば、わざわざ自社でプレゼント用の在庫を用意することなく、書いてくれた時だけに発注して、ユーザーに送ることができます。特に購入スパンが長くリピート率が低い商材を扱っている場合、レビューのお礼に次回ショップで使える割引クーポンなどは、消費者にとってレビューを書くインセンティブ(動機づけ)が低くなります。eギフトを使った魅力的なプレゼントにすれば、レビューを書いてくれる率も上がるでしょう

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他にもサイトの会員登録いただいたユーザーにeギフトを贈る場合や、デジタルでのアンケートの謝礼にeギフトを贈るなど、活用する幅は多岐にわたります。

eギフトはどうやって始めるの?

それではネットショップ事業者はこのeギフトをどう参入すればいいのでしょうか?今回の記事では、このブログ記事を見ているであろう、モール出店者向けにポイントを絞ってご紹介します。

LINEギフト

eギフトがアツい!商材関係なく全ネットショップ事業者がメリットある

eギフトといえば、LINEギフトが王道ではないでしょうか?では、このLINEギフトに出品する方法を探してみましょう。
こちらのページから出店申請(正確には「パートナーシップを提案」)できます。
https://linegift.line.me/business/

ただし、出店には審査があり、LINEギフトに出品されているショップを見る限り、かなり厳選されているようです。提案書の提出なども必要なので、LINEギフトへの出品はハードルは高そうです。(運営はLINEヤフーなので、こういうところでヤフー出店者は恩恵が欲しいところですが…)

楽天市場

楽天市場自体はeギフトの機能は用意はないです。しかしながら、ショップ独自でeギフトのシステムを導入してeギフトを販売しているショップさんは出てきてます。

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ソーシャルギフト専門リンベル<公式>

ヤフーショッピング

実はヤフーショッピングには、「eギフト」の機能が用意されています。「ソーシャルギフト機能」という機能で、これを利用すれば、通常の商品販売と同じページ上で、「ギフトで贈る」カートボタンを出現させることができます。ヤフーショッピング出店者はチャンスですね。

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※マニュアルはこちら(ビジネスマネージャー要ログイン)
https://store-info.yahoo.co.jp/shopping/toolmanual/dictionary/s/3137.html

まとめ

今回は、市場が急激に伸びているeギフトについて、市場規模やネットショップ事業者が扱うメリット、また、eギフトを始める方法などをご紹介しました。
ネットショップ事業者は、ちょっとだけ売り方を変える(追加する)だけで、この新しいギフト市場に参入することができます。
商材的にギフトが関係ないネットショップ事業者でもeギフトは活用できるポイントが多々あります。また、SNSと非常に相性がいい売り方であり、事実、流通規模は急成長している市場です。活用しないことがデメリットになる前に、ぜひ活用していきましょう。

当社は事業者様の「お客様から支持され、集客力のある持続的なネットショップ運営」を実現するために、単なる制作代行ではなく、ネットショップ全体の数字を見ながら、お店の改善点などもご提案・自走できるECマーケティング会社になります。

今回の記事でご紹介した「eギフト」活用した売り方や販促企画など、やるべきことが増えるネットショップ運営は経営者の貴重な時間をどんどん消費しています。経営者がコア業務に専念してより本質的な業務に集中するためにも、ぜひネットショップ運営代行サービスもご検討ください。ネットショップの売上アップの伴走パートナーとしてきっとお役にたてるかと思います。ご興味ございましたら、お気軽にお問い合わせください。最後までお読みいただきありがとうございました。

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