商品画像登録ガイドラインに対応すれば楽天SEO対策になる!(楽天SKUプロジェクト関連対応)

前回は、楽天市場の「SKUプロジェクト」についてご紹介しましたが、その中で、「SKU画像」が新たに登場、そしてそれらが商品画像ガイドラインに適用されるとのことで、画像作成の準備が必要であると書きました。では、そもそもこの画像ガイドラインはどういったルールなのか改めて確認してみたいとおもいます。また、実は、この商品画像ガイドラインが楽天のSEO対策にも影響しているかもしれません。これを実証する実際の楽天市場の検証データもご紹介します。なかなか、他のサイトでは見られない実際のデータです。SKUプロジェクトに対応したSKU画像を用意して、他社よりも有利にSEO対策していきましょう。

そもそも、「商品画像登録ガイドライン」とは?

このガイドラインをわかりやすくいうと「検索結果にも表示される商品画像の1枚目は、アマゾンみたいな見やすいシンプルな商品画像を作成してください」というガイドラインです。

検索結果に表示される画像の1枚目とは、商品登録時に画像を登録する際にある商品画像(1)の箇所になります。

商品画像登録ガイドラインに対応すれば楽天SEO対策に

アマゾンは当初より画像のルールがあり、メイン画像(商品の検索結果で表示される商品一覧でも表示される画像)は、商品本体を切り抜き、背景を白にする、いわゆる「白抜き画像」にする必要があります。

商品画像登録ガイドラインに対応すれば楽天SEO対策に

アマゾンはきっちり白抜き画像にする必要があります。なぜなら、商品登録時に商品審査がされますが、その際に、画像チェックもされ、白抜き画像でない場合、出品は一応されるけど、修正しない限り商品検索結果に載ってこない、つまり事実上、商品を売ることができない状態になります。さすがアマゾン。対応がドライ。厳しいです。

楽天市場の場合、それまで全くルールがなかったこともあり、アマゾンほど厳しくはありません。しかしながら、違反してしまうと、楽天市場のガイドライン違反のため、違反点数がついてしまう可能性があります。(違反点数制度についてはまた後日説明します)なので、基本的に順守する必要があります。

ガイドラインの中身とは?

それでは、この商品画像ガイドラインを簡単に3つのルールで紹介します。

ルール1)背景は、白背景、もしくは、写真背景

まず背景ですが、アマゾンと同じく、商品切り抜き+背景は白背景にするというルールもありながら、写真の画像でも大丈夫ですよ、というルールです。

商品画像登録ガイドラインに対応すれば楽天SEO対策に

写真の背景なら大丈夫ですよ、というのがミソです。商材にもよりますが、商品を使っているシーンをイメージできる画像の方が、いいケースも多分にありますので、白背景バージョン、写真背景バージョンどちらも作ってみて、どちらがクリックしたくなるか確認するのもいいかもしれません。

ルール2)文字入れOK。ただし、全体の20%以下に抑えよう。

画像の中に文字(テキスト)は載せてもOKです。ここがアマゾンと大きく違うところです。
ただし、全体の20%以下にする必要があります。ここが一番の肝かもしれません。実際に店舗運営において、画像を作成する際、このテキスト量のバランスが一番難しく感じるところです。20%に抑えつつ、検索結果一覧で見た際、他社の商品よりも目立つような画像にする必要があります。

商品画像登録ガイドラインに対応すれば楽天SEO対策に

ルール3)枠線、帯など装飾表現はダメ

枠線、帯など装飾表現はダメです。
一昔前の「ザ・楽天市場」みたいな画像は、枠線・帯などが入った画像が多かったですが、ガイドラインにより、一気になくなりましたね。

商品画像登録ガイドラインに対応すれば楽天SEO対策に

今回はわかりやすさを徹底するため、3つのルールでご紹介しましたが、細かいルールはまだあります。他社の画像より、もっと目立ちたい画像を作りたい場合は、細かいルールに対応しながら、作成する工夫が必要です。詳しくは、楽天市場の「商品画像登録ガイドライン」のマニュアルをご確認ください。

どうやって判定するの?

ガイドラインに関して、ルールを簡単に3つに分けてご紹介しました。では、作成した画像はどうやって判定するのか?
RMSの商品登録ページに「画像判定ツール」へのリンクがありますので、そこをクリックすると、即チェックしてくれます。

商品画像登録ガイドラインに対応すれば楽天SEO対策に

※この判定ツール、ガイドライン登場の当初、判定結果がなかなか、あやふやでしたが、アップデートをしていくうちに、まぁまぁ納得感のある判定がでてきてますね。

さらに、既に登録している商品などで、まとめて判定結果をチェックしたい場合は、「画像・動画登録」のセクションから「一括判定レポート」というものがダウンロードできます。まとめて大量に商品登録した場合は、ここからチェックするのもいいかもしれませんね。

RMS > 店舗設定 > 5.画像・動画登録 > 商品画像判定レポート

商品画像登録ガイドラインに対応すれば楽天SEO対策に

これも楽天のSEO対策の一つ!

そして、この記事で私が強くお伝えしたいこととして、この画像ガイドラインは、単純にガイドライン違反にならないようにするということではなく、ガイドラインに沿った画像を登録していくことが、楽天のSEO対策にもなるという事実です。
こちらのグラフをご覧ください。

商品画像登録ガイドラインに対応すれば楽天SEO対策に

こちら実際に、楽天に出店しているショップのデータです。1ヶ月毎のアクセス人数の推移を棒グラフのデータにしています。
ご覧の通り、画像ガイドラインに適応した画像に修正した後に、一気にアクセス人数が急激にアップしています。季節需要を差し引いたとしても、他店と比べても、アクセス上昇率が上がっています。

特にキーワード的なSEO対策はしておらず、広告なども打っていません。ただただ全商品を画像ガイドラインに適応させた画像に修正したことにより、軒並み各商品の検索順位があがっていったということになります。結果、アクセス人数が約2倍になり、売上も約2倍となりました。

ということで、(もしかしたら)楽天市場のアルゴリズムの一つに、画像ガイドラインの判定◎の商品は、加点がされる仕組みが追加された可能性があります

このように、楽天市場のガイドラインは、アルゴリズムの一つの要素になっている可能性がありますので、今後もこの商品画像ガイドラインのみならず、各種ガイドラインが追加・修正された時、特に大きな変更がある場合は対応していくことおすすめします。

SKUプロジェクトにより、ガイドライン適用が拡大します。

また前回ご紹介したとおり、2023年に実施される楽天市場のSKUプロジェクトにおいて、この商品画像ガイドラインの適用が拡大されます。
「SKU画像」が新たに登録できる仕組みとなり、そこの1枚目が検索結果にも表示される画像となるため、この「SKU画像」の1枚目も画像ガイドラインの対象となります。つまり、カラー別やサイズ別の画像も、ガイドラインに適応した画像を1枚用意しておく必要があります。

商品画像登録ガイドラインに対応すれば楽天SEO対策に

あくまでも推測ですが、先ほどご紹介した実際の検証データのことを考えると、SKUプロジェクトもしっかり対応した方が、おそらく、検索でも有利になりやすい(不利になりにくい)と考えられます。SKUプロジェクトは、画像の用意など手間がかかることが考えれますので、今から登録する商品は既に対応していた方がいいかもしれません。

ヤフーショッピングも同じガイドラインが登場。

ヤフーショッピングに出店されている方はご存じかと思いますが、なんと、ヤフーもこの画像ガイドラインが登場します。しかも、楽天より、ちょっと複雑なルールになっています。
ヤフーも楽天も出店している方は、1つの画像で、両方のモールのガイドラインにも適応している、という状態が望ましいかと思います。次回はヤフーの商品画像ルールも説明したいと思います。

というわけで今回は楽天市場の商品画像登録ガイドラインについてご紹介しました。楽天のガイドラインは、楽天内のSEO対策も影響がありますので、ぜひ事前に内容を把握して準備していきましょう。楽天市場の運営で、ご相談やお困りごとがございましたら、ネットショップ運営代行・コンサルティングのソノサキニンまでお気軽にご相談ください。最後までお読み頂きましてありがとうございました。

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