ネットショップの商品の仕入れはどうする?【基本編】

ネットショップを開業・運営するにあたって、「商品」は成功を左右する大きな要素の一つです。

ネットショップで販売する商品の仕入れは、メーカー直送品などの自社で在庫しなくてもいいタイプやロット単位で仕入れる商品など、様々な仕入れ方法があります(自社で商品を作っている、元々の仕入れのパイプがある場合を除く)

今回はネットショップの仕入れについて、基本となる仕入れの種類を紹介したいと思います。

ネットショップの仕入れ戦略は経営計画の一つ

ネットショップの仕入れをどんな計画で進めていくのか、という仕入れ戦略はネットショップの経営戦略の重要な一つです。
ネットショップを開業と同時に商品の仕入れをする場合、最初は自社で在庫しないで、メーカー直送品だけでやるのか?在庫するのであれば、どれだけの数量をどこから仕入れるのか?などしっかり考えておく必要があります。

自社で生産する商品なのか?メーカーの商品なのか?

当たり前ですが、自社で生産する商品だと、自社在庫となるでしょう。そして、自社で生産していない商品は、メーカーの商品となります。

今回はメーカー商品の仕入れの種類について詳しく見ていきます。

メーカーの仕入れ条件はいろいろある

メーカー商品の仕入れ条件はいろいろな種類があります。タイプによってメリット・デメリットがありますし、メーカーによって仕入れ条件が一律で決まっている場合もあれば、商品によって分かれている場合もあります。

1個から直送できるタイプ

これは1個発注したら、そのままメーカーから消費者へ直送してくれるタイプです。ここ数年で一気にこのタイプが増えました。まさにネットショップ向けの仕入れ方式です。別名でドロップシッピングともいいます。
メリットとしては、ずばり、在庫する必要がありません。在庫リスクは無いので、ネットショップとしては、商品を掲載するだけで、ショップの品揃えを増やせることができます。デメリットとしては、価格優位性がありません。また、他ショップも仕入れている場合が多いので、価格競争が起きて、結果、売れない・もしくは売れても薄利になってしまうケースが多いです。他社も売っているのであれば、自社でしかつけられない付加価値をつけて販売する必要があります

ロット単位で発注するタイプ

これは2個や3個単位など、ロット単位で発注するタイプです。イメージ的には、鉛筆のダースと思ってもらってください。

あなたが鉛筆のメーカーだとした場合、鉛筆は12本で1ダース(箱)で、生産していますよね。そこで、1本だけ売ってくれと言われた場合、わざわざ1本を梱包する必要が出てきます。1本や3本など、そんな注文がたくさんきたら非常に効率が悪いですよね?保管も1ダース単位と1本単位でバラバラに保管する必要がでてきます。
ネット販売という形態が出てくるまでは、このロット単位が主流でした
このロット単位で発注するタイプのメリットは、価格優位性が出る(かも)しれないということです。(かも)としたのは、一旦、自社で在庫する必要があり、自社からユーザーへの配送料金は自分達で支払うこととなります。ここの配達料金がもし高い場合は、価格優位性が出ない可能性があります

これについては、物流の話にもなりますので、改めて詳しく説明したいと思います。

1個から発注できるけど、直送しないタイプ

これは1個単位で発注できるけど、消費者へ直送しないタイです。
メーカーとしては、消費者へ直接送った場合のリスク(受取り拒否・保管期限切れによる返送・顧客対応の手間など)を防ぐ狙いがあります。
メリットとしては、一旦、自社を経由する形になるので、自社で検品して発送できる、また、梱包の中に販促用の同梱物などを入れることができるなどあります。さらに、自社から消費者への配達料金が安ければ、価格優位性が出ます。

仕入れるだけでなく、商品をネットショップに掲載する必要がある。

今回はネットショップで販売する商品の仕入れについて、メーカー直送品などの自社で在庫しなくてもいいタイプやロット単位で仕入れる商品など、様々な仕入れ方法があることを説明しました。

しかし、ネットショップは実店舗と違い、商品を仕入れたら棚に置くのではなく、ネットショップに商品を掲載する必要があります。詳しく言うと、商品の写真やスペック情報、商品名、キャッチコピー、価格などを決めてネットショップのシステムに商品登録する必要があります。この商品登録については改めて説明したいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA