【2021年最新】EC市場規模のデータ公開!

2021年7月30日、経済産業省から「電子商取引に関する市場調査の結果」が公表されました。

https://www.meti.go.jp/press/2021/07/20210730010/20210730010.html

これはEC市場の市場規模やEC化率などの最新のデータとなる2020年のデータを反映したものになります。2020年はコロナ禍で一気にEC市場が拡大したと考えられていたので、実数としてどれくらいの伸びになっているのか非常に気になっていました。今回もいろいろとデータが出ています。それでは、みてみましょう。

EC市場全体でみると初めての減少

EC市場規模

2020年の日本国内のBtoCのEC市場規模は、19.3兆円でした。まさかの横ばい(減少)でした。
原因は、外出自粛による旅行サービスの縮小に伴い、サービス系分野の市場規模が、大幅に減少したことからでした。成長が著しいEC市場全体に影響したということなので、旅行・レジャーなどのサービス系分野の業界のコロナの影響ははかりきれない影響であることがわかります。

しかしながらサービス系以外の分野である物販系・デジタル分野のEC市場規模は2020年、一気に伸びています。物販系のEC市場規模は12兆2300億円。伸長率21.71%ということで、大変伸びていることがわかります

EC市場規模

EC化率は8.08%

物販系のEC化率は8.08%。これも今までの伸びと比べると大きな伸びになっています。例年、0.3~0.5ポイント程度の伸びだったのですが、2019年の6.76%と比べると、1.3%の伸びです。たかが1.3%の伸びかもしれませんが、今までの伸び率と比べてみるとけっこうなインパクトです。

EC市場規模

分野別にみると、「書籍、映像・音楽ソフト」、「生活家電、AV機器、PC・周辺機器等」、「生活雑貨、家具、インテリア」が高い伸びとなっています。この辺はいつもと変わらずですが、2020年は自粛により家で過ごす時間が多くなり、その影響もあって高い伸びになっています。

大手ECモール、カートも流通が一気に伸びています

実際、大手ECモール、カートも流通が一気に伸びています。
まず楽天の2020年の流通高は、なんと4.5兆円

EC市場規模

モールはそれ自体が集客力あるので、確かに納得感ありますが、自社サイト型のBASEを見ると2020年は951億円。2019年は428億円なので、前年対比222%になっています。

EC市場規模

一般ユーザーの自社サイト型のネットショップでの購入のハードルが一気に下がる機会となり、モール・自社サイトの垣根がくずれつつあります。

日本はまだままEC市場が伸びます

今回は2020年のEC市場規模について経済産業省から出ている最新の市場規模データを見てみました。
コロナ禍による自粛でEC市場規模が一気にのびたことがわかりましたが、つまりこれは2・3年の伸びが1年で進んだぐらいの大きいインパクトです。しかも一過性ではなく、これをベースにまたEC市場規模は伸びていくと思われます。
もし、ECで売れる商材があるなしに関わらず、まだネット販売を導入していない事業者様は、ぜひECを活用した販路を立てることをおすすめします。

当社ではネット販売立ち上げのためのネットショップ制作代行から立ち上げ後の運営・売上アップサポートまで、入口から出口まで事業者様のネット販売の事業化支援に力を入れています。検討している方はぜひ一度ご相談ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA