楽天スーパーDEALとは?売れるの?効果あるの?楽天出店者向けに徹底解説

こんにちは!ネットショップ運営代行のソノサキニン本木です。楽天出店者の皆さま!日々の店舗運営おつかれさまです。早速ですが、楽天から定期的に「スーパーDEAL」の出品勧誘メールがきませんか?今回は、楽天の出店者さんが日々楽天より強く勧められているであろう「楽天スーパーDEAL」について解説します。

「楽天から何度もスーパーDEALの案内メールがきているけど、なんかお得な広告なの?」
「楽天スーパーディールを使えば、商品売れるの?アクセス増えるの?」

もし、まだ使ったことがないショップさんは、こんな疑問があるかもしれません。今回はその疑問にこたえるべく、楽天出店者向けにスーパーDEALについて徹底解説!(やり方や入稿方法などについては、また別の記事で紹介します。今回はスーパーDEALをやるメリットや意義について解説します)

動画でも紹介しています

楽天スーパーDEALとは?

楽天スーパーDEALとは、「楽天会員様限定で、有名ブランド品や高品質な商品を、高いポイントバック率でお得に購入できる」をコンセプトとした広告です。
楽天会員ユーザーは、とても高いポイント還元の特典付きで人気商品を購入することができるメリットがあります。

楽天スーパーDEALとは?売れるの?効果あるの?楽天出店者向けに徹底解説

ショップ側は、楽天スーパーDEALを使うことによって、店舗別ポイント変倍キャンペーンよりも高い倍率(最大50%)でポイント設定ができます
ポイント設定は、店舗別ポイントだと最大10倍、商品別ポイントで最大20倍となりますが、楽天スーパーDEALは、最大50倍(%)まで設定が可能になります。

楽天スーパーDEALとは?売れるの?効果あるの?楽天出店者向けに徹底解説

また、楽天スーパーDEALを使うことによって、楽天スーパーDEALトップページなど、アクセスが多いページに商品を露出することも可能です。
楽天市場のヘビーユーザーになればなるほど、ポイントバックは効果がありますので、楽天スーパーDEALのページは、ロイヤリティの高いユーザーに高い確率で見てもらえることができます。

楽天スーパーDEALとは?売れるの?効果あるの?楽天出店者向けに徹底解説

楽天スーパーDEALの費用は?

では、楽天スーパーDEALの費用について解説します。大事な点としては、「ポイント費用+成果報酬10%」がかかるという点です。
あくまでも売上が上がった時だけに料金が発生する成果報酬型の広告ですので、掲載自体は無料です。しかしながら、売上が上がった時には、ポイント・成果報酬10%がかかりますので、例えば、

・50,000円の商品をスーパーDEALに掲載して売れた
・ポイント還元率は20%(倍)

ポイント還元率:20%+成果報酬手数料:10%=合計30%がショップ負担になります。

楽天スーパーDEALとは?売れるの?効果あるの?楽天出店者向けに徹底解説

もちろん、通常の楽天の決済手数料・システム利用料などのモール手数料もかかります。がんばれプランの場合、ざっくりですが、モール手数料が13%ですので、

30%+13%=43%が本当のショップ負担です。

これだと、さすがに儲からないですね。。。

楽天スーパーDEALとは?売れるの?効果あるの?楽天出店者向けに徹底解説

中小・零細の事業者にはオススメしません。

ということで、ズバリ!中小・零細の事業者がスーパーDEALに手を出すのは、基本的にはおすすめしません

スーパーDEALのページを見て頂いたらわかるかと思いますが、掲載されている商品はブランド・メーカーの直販ショップさんが多いかと思います。要はブランド・メーカーの直販であり、卸先など対外的な目もあるため、あからさまな値下げ販売ができない→商品在庫をさばきたいので、スーパーDEALを使って期間限定的に、高いポイントバックで売りまくる、というケースが多いかと思います。

ただし、中小・零細の事業者であっても、商品によっては、粗利が高く、仕入れ先や立場上、スーパーSALEの割引サーチ等でも値下げ販売することができない商品があるのであれば、一度やってみてもいいかなとは思いますが、基本的にはおすすめできません。単純に楽天に支払う成功手数料10%、これをもっと持続的な成長をするための施策に振り分けた方がよっぽどいいかと思います。

楽天側がスーパーDEALを勧めてくる背景を知ろう!

しかしながら、楽天出店者であれば、かなりの頻度でスーパーDEALの案内メールがくると思います。それだけ楽天側で強く勧めている広告だということです。

ではなぜ強く勧めているのか?この背景を探ってみましょう。

楽天市場のモールシステムは楽天ポイントをどれだけユーザーに付与できるかが、モール流通額に影響する。
 ↓ ↓ ↓
モール負担でポイントを付与すれば流通額が上がるけど、モールとしての利益は減る。できればポイント負担は減らしたい。
 ↓ ↓ ↓
ショップにポイント負担してもらって流通額も上がるなら、してもらった方がよくない?たまにうち(モール)もポイント負担するから。
 ↓ ↓ ↓
ショップ側で個別設定できるポイントの設定は20倍までにして、それ以上のポイント設定するためには、広告で使える形にして、売れれば成功手数料も取る形にすればいいんじゃない!

かなり偏った見方かもしれませんが、あながち間違いでもないかと思います。

実際、楽天のスーパーSALEの仕組みで解説すると、楽天側としては、メディアに出すスーパーSALE開催告知のTVコマーシャル広告費やモール負担のポイントを減らせる分はできる限り減らして、出店者にできる限り、値下げして売りやすくしてもらって、売上をあげてもらって、最終的にモール全体としての流通額を増やせた方が、最終的にモール側に残る利益は増えます。こうしたモール側(プラットフォーマー側)の背景を探るのも大事です。

ちなみに、このあたりの楽天の仕組みが競合のアマゾンと異なる点です。(アマゾンは費用をポイントではなく、プライム会員だけが使えるコンテンツを増やしてユーザー囲い込みしている。)

まとめ

というわけで楽天のようなモールのネットショップ運営は、出店者はモールだけを儲けさせるのではなく、モールをうまく利用して自社が儲ける仕組みにしないと持続的な運営は難しいです。そのためにも、かける広告の費用・配分・優先順位はとても大事です。

当社は事業者様の「お客様から支持され、集客力のある持続的なネットショップ運営」を実現するために、単なる制作代行ではなく、ネットショップ全体の数字を見ながら、お店の改善点などもご提案・自走できるECマーケティング会社になります。

今回の記事でご紹介しました楽天などのモール広告の利用検討についても、事業者様の状況に合わせた適切な意見を第三者の立場からアドバイスいたします。そのためにも、ぜひネットショップ運営代行サービスも併せてご検討ください。ネットショップの売上アップの伴走パートナーとしてきっとお役にたてるかと思います。ご興味ございましたら、お気軽にお問い合わせください。最後までお読みいただきありがとうございました。

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