2021年1月7日、2度目となる緊急事態宣言が発令されました。首都圏4都県の飲食店は営業時間の短縮、具体的には飲食店の営業は午後8時までにするよう営業時間短縮要請が出ています。その代わり、今回は協力金の上限が1日あたり、6万円になっています。
今回はこの対象となっている「飲食店」について、「テイクアウト」「デリバリー」「デジタル化」などの新たな取り組みや補助金について書いてみます。
目次
「テイクアウト」「デリバリー」って実際どうなの?
「テイクアウト」「デリバリー」をやってみたら?と言うのは簡単ですが、実際にお店側の立場で考えた場合、導入するとなると、保健所への相談が必要であったり、、、Uber Eatsや出前館のような宅配サービスを利用する場合、手数料がかかったり(結構かかるんですね..)、、、値付けも難しい(容器・包装代でコストが上がる。しかも一般消費者はテイクアウト=店舗で食べるより安くなるイメージがある。。。などなど、思った以上にハードルは高そうです。
こんな状態だと、小規模事業者は導入に二の足を踏んでしまいそうですね。逆に財務に余裕ある大企業は、今だからこそ!ということでデジタル化や新たな取り組みに投資して、2極化が進んでしまいます。
補助金を使って「テイクアウト」「デリバリー」「ネット通販」を導入してみる
補助金を使って「テイクアウト」「デリバリー」「ネット通販」を導入してみる、もしくは、補助金に採択された飲食店がどのような内容で、新たな取り組みをしているのか、参考にするのもどうでしょうか。
小規模事業者持続化給付金
補助金ですと、小規模事業者持続化給付金が代表的なもので、こちら2021年2月5日が第4回目の申請締め切りです。今からゼロベースから作成して申請するのは時間的にかなり厳しいかもしれません。
しかし、今回応募できなかったとしても、得るものがあります。それは、今までの応募で採択された事業者が公表されており、会社名と併せて補助対象の事業名称(タイトルみたいなもの)がネットで見ることができます。「持続化給付金 採択事業者 一覧」などのキーワードで検索してもらうと出てくるかと思います。
これを見ると、(ざっくりにはなりますが)どんな会社がどんなことをしようとしているのかがわかるんです。
例えば、パン屋さんだと、急速冷凍機の機械設備導入による冷凍パンのネット通販事業の展開であったり、飲食店だとテイクアウト・デリバリーに適した、新たな商品開発、といった具合です。きっと同じ業態のお店があると思いますので、飲食店に限らず、一度見てみるのもいいかと思います。新たな取り組みを、どのような内容で展開しようとしているのか確認できたので、僕はけっこうおもしろかったです。
採択事業者が1万社程度あるので、さすがに全部見るのは難しいですが、エリア毎に見ることができるので、自分の住んでいる地域を見てみるのがいいかもしれません。
ちなみに、僕がざっと集計したところで、30%以上はネット販売やオンライン化の導入でした。
事業再構築補助金
小規模事業者持続化給付金のネクスト支援補助金として2021年、新たな補助金が出る予定です。その名も「事業再構築補助金」です。
例えばこんな例が活用イメージとして明示されています。
●小売業
衣服販売業を営んでいたところ、コロナの影響で客足が減り、売上が減少
⇒店舗での営業規模を縮小し、ネット販売事業やサブスクサービス事業に業態を転換。
【補助経費の例】:店舗縮小にかかる店舗改修の費用、新規オンラインサービス導入にかかるシステム構築の費用など
●飲食業
レストラン経営をしていたところ、コロナの影響で客足が減り、売上が減少
⇒店舗での営業を廃止。オンライン専用の注文サービスを新たに開始し、宅配や持ち帰りの需要に対応。
【補助経費の例】:店舗縮小にかかる建物改修の費用、新規サービスにかかる機器導入費や広告宣伝のための費用など
こちらの補助金は現時点(2021年1月10日時点)では、申請日等は決まっていないです。令和2年度3次補正予算案において実施予定(上記予算案成立を前提)とのことです。
もしご興味あるようでしたら、商工会議所や商工会など、支援機関に確認してみるのがいいかもしれません!その方が余裕をもって準備できるかと!
この機会にデジタル化にチャレンジ
まだまだ引き続き、デジタル化に切り替えるチャンスがあります。もしデジタル化の一環として、ネット販売をご検討の場合は、ぜひ当社までご相談下さい!
ネット販売・デジタル化のチャレンジを応援します!